2015-03
外壁が落下する事故が多発
外壁打診調査協会、理事の和田です。
最近、外壁や看板が落下する事故が多発しています。
先月10日、新宿・歌舞伎町の市街地にて、築40年近いビルの外壁の
一部が20mの高さから落下しました。
幸い、けが人は出なかったものの、危うく難を逃れた人もおり、また
事故が大きく報道されたこともあって、世間の関心が高まりました。
また、同じく先月中旬、札幌市で高さ15mから金属製の看板が落下。
こちらは、歩行者の女性の頭部に直撃し、女性は今も意識不明です。
これらの事故を受け、各自治体では看板や外壁の緊急調査に着手しています。
その様子は、NHK番組・クローズアップ現代でも取り上げられ、
外壁落下・看板落下事故に対する注目度の高さが窺えます。
当協会では、私たちの提唱する、無足場工法による外壁打診調査が、
こういった事故の予防に大きく寄与すると考えています。
建築基準法では、10年に一度、建物の外壁を全面打診調査することが
義務づけられていますが、
「足場コストがかさみ、費用負担が大きい」というイメージで
受け止められ、二の足を踏むビルオーナーさんが多いのが現実です。
しかし、ロープブランコによる外壁打診なら、足場工法の1/3~半分の
低コストで調査が可能。
この工法の知名度を上げていくことで、手軽に外壁打診調査を利用して
頂けるようにすることで、建物と街の安全を保つことに寄与できる。
当協会は、この理念の元に活動を展開しております。
2月の一連の落下事故に関しては、協会として今後も関心を持って情報を
収集し、続報などもお届けしていきます。