【コラム】定期報告制度が充実しても、外壁落下事故は起こります
外壁打診調査協会 理事の和田 裕です。
先日、友人から、こんなメッセージが届きました。
「突然ですが質問。
近所のマンション、通りかかかったらタイルが落ちてきた。
見上げると、柱と梁の接合部?からタイルが剥がれてる。
これって危なくないのかな?
写真も送るね~。」
送られてきたのが、この写真です。
危なくないのかな???
どころではなく、お前が大変危ない目に遭っているではないか!
と思わず遠隔ではありますが大声で突っ込んでしまいました(笑)
この建物、築年数はごく浅いようです。
友人によると、十年どころか五年も経っていないのではないか、
とのことでした。
経年劣化より、施工不良が疑われる案件です。
私の知人の周囲でこのような事故が起き(しかもその瞬間!)、
その確率を考えると、外壁の落下事故は、全国レベルで
頻繁に起こっているのではないかと感じました。
セミナーの準備のたび、定期的に外壁の落下事故を調べている
のですが、今回も興味深い資料が見つかりました。
次回に続きます。